母が亡くなって11年。
母のいない月日がどんどん長くなっていく。
母が旅立つ前までは、
母がこの世からいなくなったら、
自分はどうなってしまうのか、と
随分と怖れていた。
母という支えがなければ、
自分は生きていけないのではないか。
そんなことを思っていた。
けれど、今もこうして生きている。
人は意外と強いものなのだ。
生前の母に対する思いは、実に様々だった。
確執もあった、
恨みもあった。
それ以上に愛情もあった。
そして感謝も。
よく言われることだが、
母と娘の関係は本当に複雑だ。
今日は母の日。
あらためて伝えたいと思う。
お母さん、生んでくれてありがとう。
またいつか、会えるといいな。
(亡くなる数年前の母を詠んだ短歌)
4日前 した約束を 知らないと
言う母のいる 雨の日曜