無職になって2ヶ月が過ぎた。
自由を手に入れたのと引き換えに毎月の収入を失った。
貯金を切り崩しながらの生活に不安がないと言えば嘘になる。
毎月、貯金の額がじわじわ減っていくのを見るのはつらい。
それでも、家計を見直して無駄な出費を減らしたり、
本当に必要なものかを真剣に考えて買い物したり、
そんなことが意外に苦ではないと感じる自分に驚いている。
それから老後の資金についても考えるようになり、
金融リテラシーが少しずつ高くなってきている。
お金に対する向き合い方が確実に変わってきた。
それは人生に対する向き合い方にもつながる気がする。
お金が人生を100%左右するとは思わないけれど、
お金に振り回される人生は嫌だ。
せめてお金とは仲良く、そして程よい距離感をもって付き合っていきたい。
今、「DIE WITH ZERO」という本が話題になっているらしい。
つまり、「お金は使いきれない程に貯めすぎず、経験や思い出に投資し、
ゼロで死ぬ」ということだ。
確かにそうだな、と思う一方で、言うは易し、行うは難し、とも思うのだ。